プジョーの古い車に乗っているのだが、ここのところ、なんだかんだと不具合が続いている。

20年近い、セミクラッシックと呼んでもいいくらいの車種で、以前からいろいろと故障があって、まぁ、会社だからこんなもんか、と思っていた。

驚いたのは、数年前あるレストランの駐車場に停めようとしていた時のハプニングだ。バックで入れようとシフトを操作していると、ノブがクルクル回った。あれ?ノブってネジ式だったっけ?

ノブが回ったので、とっさにノブが緩んだと思ったのだ。締めこもうと回していると、ガーン!ノブがポロリと手の中に残った。

プラスチックの劣化で亀裂が入り、ノブ部分だけがとれてしまったのだった。

あれは情けなかった。

そんなことがありながらも、修理する度に、だんだん自分だけの愛車になっていっているのだ、とむしろ喜んでいた。

ところが、ディーラーに持っていってもすぐに修理できないようなケースが出てきた。部品がないので治せない。または部品代が結構な額になる、と言われて、あきらめざるを得ないのだ。

だんだんくたびれていっているのを実感するのだが、ディーラーに持っていく度に、「きれいですね。大事に乗ってられるのですね」と言われる度に、こいつとはトコトン付き合ってやろう、という思いが強くなるのだった。