我が家には、20年間連れ添った猫がいる。
日本猫で、黒色で3キロ以上太らず小さめだった。尻尾は生まれつき曲がっていたようで、でもそれがチャームポイントだったりして。
名前は、リリー。
ジブリが好きなこともあり、魔女の宅急便から取った。オスだったら、そのままジジでよかったけど、メスだったので恋人の名前をつけることになった。

自分のことを人間だと思っていて、色々と話したり、人間と同じような食事を好んでいた。
病人だらけの我が家に、いつも癒しと笑顔をくれていたと今は思うことが出来る。

私は、あまり動物が好きではないというか、どうやって接していいのかわからないまま20年も経ってしまった。
少しだけ今は公開している自分が居る事が不思議でならない。

昨年、リリーは老衰でこの世を去った。
実家に住んでいなかった自分は、最後を看取ってあげることが出来なかった。
でも、骨を拾ってあげることは出来た。動物用の葬儀をしてもらったのだ。ロケットペンダントに骨を入れてもらった。
なんだか、ぼんやりとその場を過ごしてその日は終わった。
一年が過ぎた今、なぜこんなに思い出すのかわからない。

きっともう動物を飼うことはないと思う。今はそう思う。

向こうの世界からこっちをきっと見ていてくれると思う。
生まれ変わることがあったらまた出逢いたいと思う。

今までありがとう。 我が家を支えてくれて。